ファクタリング基礎知識

うちの会社、赤字なんだけど
ファクタリングって使えるの?

結論から言います。赤字でも、使えます。ただし、知っておくべき条件と落とし穴があります。

赤字・債務超過でも申込可能
監修:資金調達どっとこむ編集部 更新日:2025年6月 読了目安:約8分
結論

赤字でもファクタリングは使える。
理由は「審査の仕組み」にある

ポイント

ファクタリングは、あなたの会社の信用力ではなく、売掛先(取引先)の信用力を審査する金融サービスです。そのため、自社が赤字であっても、売掛先が信頼できる企業であれば審査を通過できる可能性が高くなります。

銀行融資では、決算書の内容が大きく審査に響きます。赤字が続いていれば融資を断られるのはよくあること。しかしファクタリングは、売掛金(まだ受け取っていない代金)を買い取るサービスなので、そもそも「あなたの会社が返済できるか」という視点で見ていません。

重要なのは、「売掛先がちゃんと払ってくれるか」です。この違いが、赤字企業にとってファクタリングが有効な理由です。

✓ 赤字OK ✓ 債務超過OK ✓ 税金滞納中でも相談可 ✗ 売掛金がないとNG
比較

銀行融資との違いを整理する

赤字のときに資金が必要になったとき、多くの方が最初に思い浮かべるのは銀行融資かもしれません。しかし、両者はそもそも仕組みが違います。

項目 銀行融資 ファクタリング
お金の性質 借入(返済義務あり) 売掛金の売却(返済なし)
審査の対象 申込会社の信用力・財務状況 売掛先(取引先)の信用力
赤字・債務超過 ほぼ審査落ち 利用可能なケース多い
入金スピード 数週間〜数ヶ月 最短即日〜数日
担保・保証人 原則必要 原則不要
コスト 低金利(年1〜3%程度) 手数料10〜20%程度
決算書の提出 必須(審査に直結) 参考程度(主要因ではない)

ファクタリングは「売掛金の換金」なので、借入ではありません。バランスシート上の負債も増えません。赤字のときに使っても、財務状況をさらに悪化させることなく資金を確保できる点も、多くの経営者に選ばれる理由です。

審査ポイント

赤字でも通る・通らない、その分岐点

赤字であっても、以下の条件を満たしていれば審査通過の可能性は十分あります。逆に、赤字に関係なく弾かれるケースも把握しておきましょう。

売掛先が大手・上場企業
信用力が高く通過しやすい
📄
請求書・契約書がある
取引の実在を証明できる
🔁
継続的な取引がある
入金実績があれば◎
売掛先も経営難
回収リスクが高く弾かれる
二重譲渡は絶対NG
詐欺案件と見なされる
📅
支払期日が近い
期日が短いほど手数料高め
注意

「架空の売掛金」や「すでに別会社に譲渡済みの売掛金」を申告することは詐欺行為です。発覚した場合は法的責任を問われます。必ず実在する売掛金のみで申請しましょう。

利用の流れ

申し込みから入金まで、何日かかる?

ファクタリングは銀行融資と比べてスピードが段違いです。急ぎの資金調達にも対応できます。

1

申し込み・書類提出

請求書・通帳のコピー・身分証などをオンラインまたは郵送で提出します。多くの業者はWebフォームで完結。

2

審査(数時間〜翌営業日)

売掛先の信用調査が中心。赤字かどうかはここではそれほど重視されません。

3

契約・手数料の確認

提示された手数料率に納得したら契約。電子契約に対応している会社が増えています。

4

入金(最短即日)

契約完了後、売掛金から手数料を差し引いた金額が指定口座に振り込まれます。

5

売掛先から入金後、精算

売掛先からの支払いをファクタリング会社に送金して完了。(2社間の場合)

おすすめサービス

赤字でも相談できる、おすすめ3社

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よくある質問

赤字×ファクタリング、よくある疑問

決算書を出したら赤字がバレて断られませんか?
ファクタリングの審査では決算書の提出を求めない会社も多くあります。また提出する場合でも、赤字自体は否決の決定的な理由にはなりません。審査官が見ているのはあくまで「売掛先の支払い能力」です。
税金を滞納しています。それでも使えますか?
税金の滞納があっても相談できる会社は存在します。ただし、差押えリスクがある状態では入金された資金が差し押さえられる可能性もあるため、事前に担当者へ正直に相談することをお勧めします。滞納処分の手続きについては国税庁のサイトで確認できます。
ファクタリングを使ったことが取引先にバレますか?
2社間ファクタリングを選べば、取引先(売掛先)への通知は不要です。3社間の場合は売掛先への通知・承諾が必要になります。秘密にしたい場合は2社間を選びましょう。
個人事業主でも赤字なら使えますか?
個人事業主でも利用できます。法人か個人かより、売掛金の実在と売掛先の信用力が重要です。フリーランスの方でも請求書があれば相談可能な会社が増えています。
手数料が高すぎて損しませんか?
手数料は確かにコストです。ただし「資金ショートを防ぐ」「倒産を回避する」「新たな仕事を受注する」といった目的があれば、コスト以上の価値を生み出せる場面も多くあります。複数社を比較して最も条件の良いところを選ぶことが大切です。

この記事のまとめ

  • 赤字・債務超過でもファクタリングは利用できる。審査対象は売掛先の信用力。
  • 銀行融資と異なり返済義務がなく、負債を増やさずに資金調達できる。
  • 最短即日入金が可能。資金ショートの緊急対応にも有効。
  • 売掛先が信頼性の高い企業であるほど、審査通過の可能性が上がる。
  • 手数料は銀行より高め。複数社を比較して納得した上で利用すること。
  • 架空請求書や二重譲渡は絶対にNG。実在する売掛金のみで申請する。

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